10 BARREL(NW地区)
またまたパール地区から
第2回目は「10 Barrel」。
こちらも、スーパーには必ず置いてあるポートランドの定番ビールです。
しかも、前回のDeschutesと同様、このビールもなんと創業地はポートランドではなく、オレゴン州・ベンド市。ポートランドでも飲めるようになったのは2009年。パール地区のブリュワリーは2015年にオープンしました。
ちなみに10 BARRELは、ポートランダーたちが愛するNBAトレイルブレーザーズの本拠地モダセンターにも出店しています。
①ビールの味わい → 16点
定番ビールが何かを店員に聞いてみると、「いっぱいあるけど、まずはIPAからどう?」とのアドバイス。なので、「APOCALYPSE」からスタート。
10 BARRELの特徴の一つだと個人的に思っていることが、大きく外すことのない堅実な味の作りかた。悪く言えば特徴がない、良く言えばうまくまとまっている。日本の居酒屋での「まずは生」、ならぬ「まずはIPA」というスタートにふわさしいビールということろでしょうか。
有名どころでは2018年季節ビールの「Goggle Tan」。こちらはIRA(India Red Ale)の名前の通り、赤みがかったエールにホップ感をはっきりさせた味わい。全体的にうまくまとめた感のある美味しさ。とにかく飲みやすいです。
②ビールの種類 → 18点
オンタップは20種類ほど。IPAからピルスナー、スタウトまで一通りそろっています。ちょっと変わり種のビールから、ポートランドで静かな人気を呼ぶサイダーまであるので、飲み比べる楽しめそう。
もちろん、ティスティングセットもあり。
③ブリュワリーの雰囲気 → 20点
雰囲気がよい!特に2階が最高!
1階はテーブル席がメインで、カウンターで飲むこともできる。お店中央の階段を上がった2階が屋外ルーフ。カウンターで飲むよし、テーブルをい囲んでワイワイ飲むもよし。
長い雨の季節が終わりを告げ始める春先のポートランド。爽やかな夜風に吹かれながら、自家醸造のビールを楽しめるのは何とも贅沢な時間です。
④料金 → 12点
1パイント(約470ミリリットル)は5.5ドルが中心。ポートランドでは平均的なお値段。
⑤食事 → 16点
おつまみやサラダのほか、ピザとバーガーのメニューが豊富。特に自家製生地を使っているピザは10種類以上もあり、ソースやトッピングの組み合わせも盛りだくさん。
合計 → 82点
10 BARRELも自信を持ってオススメしたい。
パール地区にあるのでアクセスしやすい。他のブリュワリーと比べながら飲み歩きもできて便利。Tシャツ、ジョッキなどのオリジナルグッズもそろっています。
週末や夜間はテーブル席が混み合うことも多いけれど、携帯電話にショートメールを送ってもらえるサービスもあり。席を待つ間に2階ルーフで飲むのがオススメです!
★ひとこと★
ロケーションもよく、雰囲気もよく、ビールも豊富。やっぱり、春先からは2階ルーフで飲めるということが高評価の最大の理由です。私にとっては、ポートランドに遊びに来てくれた友人を連れて行く常連ブリュワリーです。周囲に他のお店も多いのも、観光客にとっては強みです。
(なお)